
仕事での怒り うまく付き合う方法
2021年8月9日目次
仕事での怒りが止められない
みなさんは仕事での怒りとうまく付き合う方法を知っていますか?
私は周りの人の仕事ぶりを見ていると、「なんでもっと真剣に仕事しないのだろう?」、「なんでわざわざ非効率的なやり方をするんだろう?」とイライラすることが良くありました。
イライラしてはいたものの自分に影響がなければ我慢できましたが、いい加減な仕事をされてトラブル対応だけはこちらに回ってくるというケースが続いたこともあります。
トラブル対応後、相手に確認すると「自分のせいじゃない」という責任逃れをされると、怒りの感情を抑えきれなくなったことも度々ありました。
今は、何があろうと怒ってはいけないという時代です。
どんな理由があろうとも仕事での怒りを表面化させてしまうと、こちらの方が悪くなってしまいます。
仕事での怒りは表面化させてはいけないと分かっていましたが、問題を起こした張本人から責任逃れのような言葉を聞いてしまうと、怒りが勝ってしまい自分コントロールできなくなりました。
こうして私の怒りは、「パワーハラスメント」として扱われてしまいました。
仕事での怒りはあなたを破滅に招く
どんなに自分では正しいと思っていても、仕事での怒りを周りに見せてしまうとあなたの正当性は失われてしまいます。
怒られた瞬間に相手は「トラブルを起こした張本人」から「パワハラの被害者」になり、問題の中心は「あなたが怒ったこと」に置き換わります。
人間は怒ることで一時的に感情を静めることはできます。
しかしその代償として、相手やあなた、周りの人に大きなダメージを与えてしまいます。
怒られた相手は精神的ダメージを負いますし、周りの人はあなたに対して委縮し始めます。
そうなると周りの人たちはあなたと距離を置くようになり、チーム内の雰囲気はギクシャクして生産性も低下していきます。
あなたが一生懸命仕事に取り組んでいることが、全く逆の方向に作用するのです。
また、あなたは「パワハラの加害者」として懲罰の対象となりこともあるでしょう。
仕事の場面において「怒ること」のマイナスダメージは想像以上に大きく、あなた自身がかなり不利益な状況になってしまいます。
仕事での怒りの特性
気が短い性格だった私ですが、社会人になってから少しずつ我慢することを覚えていきました。
チーム内で責任が小さいポジションの時は、職場で周りに影響を与えるほど怒ることはありませんでした。
しかし、責任が次第に大きくなり自分だけでなくチーム全体の責任を負うようになったころから、仕事での怒りを周りに見せてしまうことが少しずつ増えてきました。
私はこのままではいけないと思い、仕事での怒りを反省していく中で怒りには特徴があることに気が付きました。
仕事での怒りのエネルギーはイライラで溜まっていく
周りの人を叱責してしまった仕事での怒りには、それまでに何かしらのイライラが蓄積されていました。
日頃のイライラによって溜まっていた怒りのエネルギーが、あるきっかけによって我慢の限界を超えて一気にあふれ出てしまう。
そうなると自分では制御不能となって、とにかく相手を責めてしまうというのが怒りのパターンでした。
仕事での怒りは一時的には我慢できるが、そのエネルギーは大きくなる
一時的にであれば、イライラを抑える方法はありました。
なかでも効果的だったのは、イララックという市販薬でした。
イライラしている時に服用すると、頭が少しぼんやりして怒りの感情が冷めていきました。
植物由来の生薬エキスなので身体への副作用も少ないだろうし、ドラッグストアで手軽に購入できるのも魅力でした。
イララック
第2類医薬品
イライラ感・興奮感の鎮静に
植物由来の生薬の働きで気持ちをおだやかにする引用元 : 小林製薬 公式ホームページ
しかし一時的に怒りを抑えたとしても、次にやってくる怒りのエネルギーは以前よりも大きくなります。
怒る頻度は減らせても、溜め込んだ怒りはいつか必ず爆発しました。
仕事での怒りと向き合う方法
怒りの感情は一時的に抑えたとしても、何度でもやってきます。
なぜなら、怒りの感情はあなたに「怒り」を知らせることが、感情としての役目です。
怒りはあなたの心に対する危険信号です。
あなたが否定するほど怒りの感情は危険信号を伝えようとして何度もやってきます。
怒りの感情がやってきたら我慢や否定しないで、その感情を素直に受け止めてみましょう。
具体的には、怒りに対して話し相手になるのです。
イラッとすることがあったら、「そうだよね、怒って当然だよね。」、「あんなことされたら怒るの当たり前だよね。」と怒りの感情と対話してください。
そうすると不思議ですが怒りの感情が和らぐとともに、少し他人事として扱うことで自分の冷静さを保つことができます。
私はこれを実践してから、仕事での怒りを周りに見せることがなくなりました。
まとめ
ここまで、自分の経験をふまえた「仕事での怒り」と付き合う方法を書いてきました。
・怒りはイライラの蓄積から始まっている。
・怒りは一時的に抑えられても、いつかは我慢の限界をむかえる。
・怒りは受け入れて対話することで、その役目を果たして消えていく
一生懸命あなたが頑張るほど、仕事での怒りはいつやってきてもおかしくありません。
日頃から怒りとのつきあい方を覚えて、身の破滅を招かないようにしていきましょう。
投稿者プロフィール

- サイト制作者
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人生の失敗を繰り返して、それでも元気に頑張っています。
仕事では、企業内の勢力争いに巻き込まれて左遷されたり、起業に失敗して借金を背負いました。
そんな失敗の中、人間の心理を勉強して、生きていくためのヒントを見つけていきます。
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